転職のチャンス!!…女の「第2新卒」
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06100526.cfm 就職氷河期を経験した女性が希望の職に就くための活動が、活発になっている。(岡安大地)
景気回復の影響もあってか、「第2新卒」と呼ばれ、大学卒業後数年以内に転職する人などの採用も増加。そんな状況を、女性たちは再挑戦の好機ととらえているようだ。
東京都内でフリーマガジン(無料情報誌)編集者として働く佐藤公光子(くみこ)さん(31)は、昨年1月から、正社員として働き始めた。
大学を卒業した2000年3月は就職氷河期のまっただ中。希望の中堅出版社は軒並み新卒採用を控えていた。大手マスコミに挑戦したが、狭き門で内定は得られなかった。「男子学生は次々と就職が決まるのに」と、悔しい思いをした。
卒業後、編集プロダクションでアルバイトしたり、学校法人で派遣として働いたりしたが、満足できなかった。そこで2年前、様々な転職サイトにアクセス。適性診断も受け、自分の弱点を知ることができた。それを踏まえて、転職サイトを通じ今の職場に応募した。
「大学を卒業した当時と違って、自分に合った仕事を見つけることができた。仕事へのやる気も高まっている」と話す。
リクルート(東京)の調査によると、00年の大学新卒の求人倍率は0・99倍で、調査を始めた1987年以降最低だった。希望しない仕事に就いた人も多く、入社後間もなく離職する傾向が強まった。厚生労働省によると、2000年3月に大学を卒業、就職した人の36・5%が3年以内に離職。とりわけ女性の離職率は46・6%に上った。それが、07年の卒業予定者の求人倍率は1・89倍に回復した。
様々な業種で、新卒の採用だけでは足りなくなっており、求人は増えつつあるようだ。こうした状況もあって、多くの女性が、適性に合った仕事を目指し、就職活動に再挑戦している。
番組制作会社の契約社員だった女性(24)は先月、派遣会社に登録した。紹介予定派遣制度を利用するためで、この制度では、半年間企業で働いて適性を見極められる。“相思相愛”になれば正社員に採用される可能性がある。新卒として就職活動をした2〜3年前は志望業種をマスコミに絞った結果、契約社員にしかなれず、収入は不安定だった。「今度は事務系も視野に入れて長く働ける職場を見つけたい」と話す。
ハローワーク大森(東京都大田区)が主催して先月行われた、製造業の職場見学バスツアーでは、女性参加者が3分の1を占めた。
若者の就職支援に詳しいハローワーク大森の統括職業指導官、細田誠さんによると、就職氷河期に卒業した30歳前後では、女性の方が就職活動に熱心になっている。「雇用情勢が好転した今が再チャレンジの好機。ただ、景気が良くなったからといって、誰でも希望の仕事に就けるわけではない。なるべく幅広い業種を実際に見ることが、自分に合った仕事に巡り合える近道」とアドバイスする。
人材サービス業や公的機関は、若者の転職を支援するためのプログラムを充実させている。
毎日コミュニケーションズ(東京)は先月、主に20代後半〜30代を対象にした転職情報サイト「毎日キャリアナビ」を刷新。転職希望者が、企業説明会やセミナー情報を検索できるようにした。人材派遣のフジスタッフ(同)は、「第2新卒」を対象に研修やカウンセリングを行う「キャリアインターンシップ制度」の説明会の回数を増やしている。
東京都が就職支援を目的に設置した東京しごとセンターでは今月7日、新卒時の就職に失敗したものの、現在は希望の仕事に就いた若者が体験を話すイベントを開く。
- 2006/10/10(火) 21:34:03|
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